オンライン診療について

オンライン診療とは、スマートフォンなどの情報通信機器を介して、診察やお薬の処方を受けることができる、新しい診療形式です。

外来通院で治療を続けることが困難だった患者さんを中心に、2018年4月から保険診療での利用が可能となりました。

新しい制度のため、保険が適用される疾患や条件などに制限はありますので詳しくは担当医師にご相談ください。

オンライン診療とは

オンライン診療とは、医師が直接診察する代わりに、スマートフォンやタブレット端末などの通信機器を用いて、自宅、外出先などの離れた場所にいる患者さまを診療する方法です。

当院ではオンライン診療アプリ「YaDoc(ヤードック)」を用いたオンライン診療を行っています。

※ 「YaDoc(ヤードック)」の専用アプリのインストールが必要となります。

オンライン診療を行う場合は、資料をご用意しご利用のサポートをしますのでご安心ください。

対象の患者さま

オンライン診療をご希望される方の中で、担当医師が適切と判断した場合に実施されます。
※まずは診察の時に担当医にご相談ください。

オンライン診療の流れ

STEP

オンライン診療の申請

担当医へご相談ください。
担当医師が適切と判断した場合に施行されます。

* 担当医が適切と判断した場合は、オンライン診療の同意書へのサインが必要となります。


STEP

オンライン診療専用のアプリ 「YaDoc(ヤードック)」のインストール

スタッフがアプリのインストールサポートを行いますのでご安心ください。


STEP

診療予約

次回のオンライン診療の予約をさせていただきます。

* オンライン診療アプリ 「YaDoc(ヤードック)」に診療予約の通知が届きます。


STEP

診療日

予約時間になりましたら当院より オンライン診療アプリ 「YaDoc(ヤードック)」の呼び出しがありますので、応答ボタンをタップするとオンライン診療が開始されます。
* 通信環境の良い所でお待ちください。


STEP

お支払い

ご要望のお支払い方法でご請求させて頂きます。
* 当院規定のオンライン診療お支払い方法で選択が可能です。詳しくはご相談・お申込みの際ににお尋ねください。


保険診療の場合

まずは対面で受診してください。
その後、同じ医師の診察を6か月間[毎月]受けることで、保険対象としてオンライン診療を受けることが可能になります。

保険外診療(自費診療)の場合

規定や制限事項などはありません。
当院の指示に従い、いつでもオンライン診療を開始いただけます。

「YaDoc(ヤードック)」のメーカーサイトのご利用サポートとなります。
ご不明な点は直接当院へご相談されてください。

日々の状態を治療に活かす。
オンラインモニタリングのメリットとは

「YaDoc(ヤードック)」のメーカーサイトのインタビュー記事を掲載しています。

高血圧や糖尿病などの症状では、生活習慣をコントロールし、普段の症状をモニタリングしながら治療していくことが大切です。

わたべクリニック院長 渡部先生は、オンラインだからできるメリットを活かしたモニタリングを実施されています。

ここでは、YaDocを使ったモニタリングの活用方法等についてお伺いしました。

リアルタイムで症状を把握するメリットとは

当院では、主に高血圧や糖尿病、心不全の患者さんに対して、オンラインモニタリングを活用しており、血圧、飲酒量、体重や歩数等を入力してもらっています。

特に多いのは高血圧の患者さんで、数値の変化をみて薬の調整は必要か、本当にこの薬が効いているのか等の判断材料としています。

診察の時だけ血圧が高くなる白衣高血圧の方もいるため、自宅で測った数値がリアルタイムで分かるのが、オンラインモニタリングの良い点だと思います。

血圧が下がらない場合は、「数値が高いけど最近の状態はどうですか?」、「早めに来院してください」などと連絡してみたりしています。

他には、βブロッカーを投与している心不全の患者さんの脈拍をモニタリングして、脈が落ちすぎているなと分かった時は、来院してもらい調整するといった使い方をしています。

診察以外のコミュニケーションが安心をつくる

患者さんからすると、こちらが見てくれているという安心感があるようです。

YaDocのメッセージ機能を使って、「最近血圧が高いみたいですが、調子はどうですか?運動していますか?」といったメッセージを時々送ったりしています。

糖尿病の患者さんには、ウォーキングをしてもらっているのですが、途中で継続が止まってしまったり、逆に頑張って歩きすぎてしまう方もいます。

そういった時は、「最近どうですか?」といったメッセージを送って継続を促したり、「7000歩ぐらいで続ける事が大事ですよ」等のメッセージを送ります。

そうすると、3分の2ぐらいの患者さんが最近の状況等を返信してきてくれます。

こういったメッセージのやり取りができるところも良い点ですね。

治療の質を高める日々のモニタリング

モニタリングの内容を見ると、その人の生活習慣がわかってきます。

来院までの状況をわかったうえで診察ができるので、「最近お酒が多くなりましたね。


ちゃんと休めていますか?」「血圧が高いときありましたけど、何かされましたか?」といった問いかけができ、「最近は忙しかったです」「こういった事があって眠れなかったです」といった会話ができます。

狭心症でカテーテルを入れた後に必要となる、血圧や脈拍、体重の管理もしやすいです。

毎日の入力は大変だと思うので、入力は時々にしたり、薬を変えた後の1週間だけは入力してくださいとして、長く入力してもらうことを重視しています。

患者さん自身も、最近体重や飲酒が増えているなとか、歩く距離が減ったなという事を自覚できるので、自分の状態を理解してもらうことに役立っていると思います。

あとは、診察の時に入力内容を印刷しコメントを書いて渡してあげるといった使い方もしています。

患者さんからすると、自分のデータをきちんと見てもらっていると分かって安心できるようです。

オンライン診療で普段の状態を把握する

遠方にお住まいの方や感染に不安がある患者さんに対しては、オンライン診療も実施しています。

認知症で来院が難しい患者さんに対して、家族にサポートしてもらいながら実施したこともあります。

オンライン診療の良い点は、自宅の環境がわかったり、リラックスして受診したりできることだと思っています。

家庭環境をみるのは大切ですし、自宅だと患者さんの普段の表情をみることができます。

1対1の会話なので、診察室では話してなかったような事がするっと出てきたりします。

オンライン診療の実施数はまだ少ないですが、今後は再診で取り入れていくと良いかもしれないなと思っています。

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